
子育て中に「もしものため」と加入した保険
長年なんとなく払い続けていた保険料。
特に子育て中は「もしものために」と思って、気づけば20年以上、民間の死亡保険に加入していました。
当時は子どもが小さく、もし私に万が一のことがあれば家計が回らないと考え、月1万円ほどの保険料を支払っていました。
担当者さんに「世帯主でなくても、お母さんが倒れたら家政婦さんやシッターさんが必要になりますよ」と勧められ、その通りだと納得して契約。子どもが大きくなってからも、なんとなく更新を重ねてきたのです。
子どもの独立で気づいた「今の私には不要かも?」
年月が経ち、子どもも社会人として独立。
ふと「今もし私に何かあっても、自分たちで家事もできるし、短期間であれば家族の生活に大きな影響はないのでは?」と思うようになりました。
さらに、次の更新で保険料が月2万円以上に跳ね上がると知ってびっくり。
「このまま払い続ける意味があるのかな?」と疑問を持ち、見直しを決断しました。
保険を見直した4つのポイント
私が解約を決める際に重視したのは、以下のポイントです。
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ライフステージの変化
子どもが独立し、死亡保障はほとんど不要に。 -
更新後の保険料の重さ
月1万円アップ予定。自分の60歳、夫の65歳の同時定年を考えると、家計への負担が大きすぎる。 -
公的保障の確認
遺族年金や貯蓄があれば、万一の際も家族の生活は守れると再確認。 -
残した医療保険
家系的に病気リスクがゼロではなく、長期入院やリハビリの可能性も。
短期入院なら不要かもしれませんが、差額ベッド代やヘルパー利用を考えて、最低限の医療保険は残しました。金額を抑えつつ「必要な安心」だけ確保しています。
解約して感じたこと:「もっと早くてもよかった」
最初は「本当に解約して大丈夫かな?」と不安もありました。
でも今では「もっと早く見直してもよかった」と思うほどです。
保険料の負担がなくなり、家計にゆとりができたことで精神的にもスッキリ。
浮いた分は老後資金や医療費対策に回せるようになりました。
さらに今は、健康資産への投資 にも意識を向けています。
「保険料を上げる」のではなく「健康寿命を延ばすお金の使い方」を選んだことが、自分にとっては一番の安心につながっています。
まとめ:保険は「今の自分に必要かどうか」で考える
保険は「入っている=安心」ではありません。
大切なのは 今のライフステージに合っているかどうか です。
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家族構成が変わった
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保険料が高くなった
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老後の生活が心配
そんなときこそ、保険内容を見直すチャンス。
無駄を減らして、本当に必要な保障だけを残すことで、家計も心もスッキリします。
そして浮いたお金は、未来の自分を守る「健康資産」へ。
保険の見直し=生活の見直し として、一度立ち止まって考えてみませんか?