
先日、歯科のメンテナンスに行ったら、こんなパンフレットを渡されました。
「オーラルフレイル、ご存じですか?」
50代の約2人に1人がお口の機能が低下しているという研究結果も…という内容に、思わず読み込んでしまいました。
今回は、歯科で教えてもらったことをもとに「オーラルフレイル」についてお伝えします。
◆ オーラルフレイルとは?
「フレイル」とは、加齢に伴って心身の活力が低下し、介護が必要になる前段階のこと。
オーラルフレイルとは、その"はじまり"ともいえるお口の機能の軽微な衰えが積み重なった状態のことです。
ポイントは、健康な状態と機能低下の状態の"中間"にあり、改善も可能な状態だということ。 早めに気づいて対策することが大切なんですね。
◆ 実は50代から始まっている
パンフレットに載っていたデータが印象的でした。
| 年代 | お口の機能が低下している割合 |
|---|---|
| 40代 | 36% |
| 50代 | 48%(約2人に1人!) |
| 60代 | 62% |
| 70代 | 83% |
(参考:太田 緑ら「地域歯科診療所における口腔機能低下症の割合」日本老年歯科医学33(2),79-84,2018-09-30)
50代ですでに約半数が該当するということ。 「まだ大丈夫」と思っている今こそ、意識しておきたいですよね。
◆ 放置するとどうなる?
お口の機能の軽微な衰えが積み重なると、こんな流れで全身に影響が出てきます。
やわらかいものばかり食べる → かむ力がさらに低下 → 食べられるものが減る → 低栄養・筋力低下(サルコペニア)→ フレイルへ
つまり、口の衰えが全身の衰えへと連鎖していくのです。 歯とお口のケアが、健康寿命に直結しているということを実感しました。
◆ まずはセルフチェックしてみて
以前に比べて、こんな症状はありませんか?
- 食べ物が口に残るようになった
- 固いものが食べにくくなった
- 食事の時間が長くなった
- 食事の時にむせるようになった
- 薬が飲み込みにくくなった
- 口の中が渇くようになった
- 食べこぼしをするようになった
- 滑舌が悪くなった
「年齢のせいかな」と流してしまいがちな変化も、オーラルフレイルのサインかもしれません。
◆ 歯科での「お口の機能検査」とは?
パンフレットによると、歯科では**「食べる」や「話す」に必要な機能**を検査してくれるそうです。
検査項目は7つ。
- 舌の清掃状態
- お口の乾燥状態
- 咬む力
- 噛み砕く力
- 舌の力
- 唇と舌の動き
- 飲み込む機能
全部で約10分で受けられるとのこと。 私も今回のメンテナンスでテストを勧められたので、近々受けてみる予定です。 結果はまたレポートしますね!
◆ 会話や口の体操で"お口の筋トレ"を
筋力低下を防ぐために「おしゃべりをする」「声を出す」ことはとても大切。
そんなときに役立つのが、**日本歯科医師会が紹介している「口腔体操」**です。 口のまわりの筋肉を意識して動かすことで、食べる・話す・飲み込むといった機能を保つことができるとされています。
パンフレットには**「舌回し体操」**も紹介されていました。 舌を口の中でぐるりと回す体操で、左右10回ずつを1日3セットが目安とのこと。 唾液の分泌を促し、お口まわりの筋肉トレーニングになるそうです。 テレビを見ながらでも気軽にできるので、習慣にしやすいですよね。
🔗 詳しくはこちら(公式サイト) 👉 日本歯科医師会|口腔体操ページ
◆ 50代からでも意識しておきたいこと
「まだ大丈夫」と思っている今こそ、意識したいのがオーラルフレイル対策。 50代からの取り組みが、10年後・20年後の健康寿命に大きな差を生みます。
- よくかんで食べる
- 食事のときに口の動きを意識する
- 会話や音読など、声を出す習慣を取り入れる
- 歯科検診も定期的に受ける(私は年に2〜3回ほど通っています)
こうした日々の小さな習慣が、自分の未来を守る力になると感じています。
◆ まとめ|「口の健康」は、全身の健康につながる
オーラルフレイルは、「ちょっとかみにくい」「飲み込みづらい」といった 小さな変化を見逃さないことが大切。
50代の約2人に1人が該当するという事実、意外でしたか? 私も今回のメンテナンスで初めてテストを勧められて、他人事ではないと感じました。
お口の機能検査の結果は、また記事でレポートします。 一緒に「元気で、自分らしく過ごす」ための口腔ケア、意識していきましょう🦷
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